2010年9月11日土曜日

アメリカと健康と運動

みなさんは運動、していますか? 健康的な生活を送るには、食事やサプリメントだけでなく運動も大切です。今回は、“健康先進国”でもあるアメリカから、健康と運動についての最新トレンドを紹介したいと思います。

 肥満が深刻な社会問題となっているアメリカでは、運動と食生活によって国民の健康を増進させるために、農務省と厚生省から「Dietary Guidelines for Americans」という健康ガイドラインが発表されていて、今年1月に6度目の改訂が行われました。

 このガイドラインでは、「栄養と摂取カロリー」「運動」「体重コントロール」「脂肪」「塩分」など、それぞれの項目について科学的見解に基づいたアドバイスがされています。

 アドバイスはアメリカ人向けのものですが、「運動」についてのガイドラインは、私たち日本人もとても参考になります。まずは、その内容をみてみましょう。

(1)慢性的な病気リスクを軽減させるためには、オフィスや家などで最低でも1日30分運動をする
(2)体重の増加を防ぐためには、60分の適度~激しい運動を毎日行う
(3)体重を減少させるためには、最低でも60~90分の運動を心がける。専門家への相談が必要になる場合もあるので注意
(4)「健康」というベネフィットは適度~強度の運動を長期間にわたり続けることによって得られる
(5)心肺系を鍛えるため、ストレッチや筋力トレーニングなどを含めた運動を行う

 この5つの項目は一般成人を対象としていますが、子供や妊娠中の女性など特定グループに向けた注意事項も追記されています。

(1)子どもは最低60分の運動を毎日行うのが望ましい
(2)妊娠中の女性で何も問題のない人は週のほとんど、何かしらの問題があった人は毎日30分以上の適度な運動を行う。転倒などのリスクが高い運動はさける
(3)授乳中の女性は、適度~強度の運動でも授乳には全く問題ない
(4)高齢者は、加齢にともなう身体的機能やの衰えを防ぐアンチエイジングために、日々の運動を精力的に取り組む

 次に、アメリカではどんな運動がトレンドになっているのか、フィットネス推進団体の「The American Council on Exercise(米国運動協議会)」が発表した「2005年フィットネストレンド予測」を紹介します。

 この予測では、これから流行するフィットネスの最新トレンドが10項目でまとめられています。

(1)マインド(心)とボディ(身体)を融合させたヨガ、ピラティスなどのプログラムが最近の傾向に
(2)バランス系トレーニングの人気が上昇。ボスボール、ワーブルボード、フォームローラーなど
(3)より短時間で行える効率的かつ効果的なエクササイズ
(4)健康コーチングや栄養カウンセリングによる健康とウエルネスへの総合的アプローチ
(5)5人以下の少人数でのパーソナルトレーニング
(6)企業によるフィットネスや減量など健康推進
(7)バランスのとれた機能的なフィットネス、筋力トレーニング
(8)従来のフィットネス形式にとらわれない新しいエクササイズ。「cardio-funk」(心肺を鍛えるダンス系エクササイズ)など
(9)家族で楽しめるアウトドアアドベンチャーやレクリエーション
(10)人とのふれあいを目的としたフィットネス参加が増加

 このなかで、とくに1番の「ヨガ」と「ピラティス」は、すでに日本でも話題になりつつあるフィットネスですね美肌や美容にも良いとか。ハリウッドのセレブも取り組んでいるということで、いくつかのテレビ番組で特集されたりもしています。以前、特別連載で紹介した「毒抜きダイエット」でも、ヨガとピラティスを組み合わせた「ヨガティス」が登場しました。

 また、3番の「短時間で行えるエクササイズ」は、“仕事が忙しくて、なかなか運動できない”“ダイエットをしたくても運動は苦手”という人にとって気になるところでしょう。

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